こんにちは!じっぺ(@jippegame)です。
MTGアリーナでは、新規プレイヤー向けに無料で構築済みデッキが配布されます。
チュートリアル後に5個の単色デッキが配布され、さらにクエストをこなすことで10個の2色デッキがもらえるのです。
カード資産が少ないプレイ初期に合計15個のデッキがもらえる…すごいことです!
でも、数が多いのでどのような特徴のデッキかを把握するのが大変です。
そこで今回は、初期デッキの一つで白黒の「永遠の口渇(Eternal Thirst)」について、カードリストや立ち回りなどをご紹介します。
※立ち回り紹介動画を作成しました!(動画はこちら)
デッキコンセプト
白黒の初期デッキ「永遠の口渇(Eternal Thirst)」は、クリーチャーを並べて殴り倒すビートダウンデッキ。
ビートダウンはデッキタイプの大分類の一つで、クリーチャー中心のデッキのことをさします。
このデッキは「吸血鬼デッキ」と呼ばれるカード構成になっています。
ライフドレインを得意とする吸血鬼クリーチャーを展開しつつ、ライフ回復をトリガーとする数々のギミックで相手を翻弄します。
《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》はライフを回復するたび+1/+1カウンターを置けるクリーチャー。
コストが2マナと安く、序盤に展開できるので、終盤まで生き残れればかなりの戦力になります。
レアリティはアンコモンですが、本デッキのキーカードの1つです。
《血の美食家/Epicure of Blood》はライフを回復するたびに相手のライフを1点失わせることができます。
特に相手のクリーチャーの壁が厚く攻撃できないときに便利。
このデッキはライフ回復手段に優れているので、豊富な回復手段を利用して”攻撃せずに”相手にダメージを与えられます。
このように、このデッキはライフ回復をトリガーとするギミックで相手を翻弄するデッキです。
ライフ回復手段が豊富なので、無理にクリーチャーをブロックせず、ある程度はライフで受けても大丈夫でしょう。
<ライフドレイン>
カード | 効果 |
---|---|
流血の空渡り Skymarch Bloodletter |
戦場に出たときに1点ドレイン |
吸血鬼の君主 Vampire Sovereign |
戦場に出たときに3点ドレイン |
聖域探究者 Sanctum Seeker |
吸血鬼が攻撃するたび1点ドレイン |
<ライフ回復>
カード | 効果 |
---|---|
司教の兵士 Bishop’s Soldier |
絆魂 |
駆り立てる僧侶 Inspiring Cleric |
戦場に出たときに4点回復 |
信仰の伝令 Herald of Faith |
攻撃するたび2点回復 |
贖罪の聖騎士 Paladin of Atonement |
死亡したときにタフネス分回復 |
レオニンの戦導者 Leonin Warleader |
攻撃時に絆魂クリーチャーを2体生成 |
アジャニの歓迎 Ajani’s Welcome |
クリーチャーが戦場に出るたび1点回復 |
制覇の時 Moment of Triumph |
クリーチャー1体を+2/+2して2点回復 |
ヴラスカの侮辱 Vraska’s Contempt |
クリーチャーかプレインズウォーカー1体を追放 2点回復 |
饗宴への召集 Call to the Feast |
絆魂クリーチャーを3体生成 |
<ライフ回復ギミック>
カード | 効果 |
---|---|
アジャニの群れ仲間 Ajani’s Pridemate |
ライフを回復するたび+1/+1カウンターを置く |
血の美食家 Epicure of Blood |
ライフを回復するたび相手は1点ライフを失う |
輝かしい天使 Resplendent Angel |
ターン終了時に5点回復してればクリーチャー生成 |
悪夢の渇望 Nightmare’s Thirst |
回復したライフの分だけマイナス修整 |
カードリスト
「永遠の口渇(Eternal Thirst)」に含まれているカードのご紹介です。
クリーチャー(22) | |
---|---|
アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate | 3 |
司教の兵士/Bishop’s Soldier | 3 |
軍団の副官/Legion Lieutenant | 2 |
流血の空渡り/Skymarch Bloodletter | 3 |
駆り立てる僧侶/Inspiring Cleric | 2 |
血の美食家/Epicure of Blood | 2 |
信仰の伝令/Herald of Faith | 1 |
吸血鬼の君主/Vampire Sovereign | 1 |
贖罪の聖騎士/Paladin of Atonement | 1 |
輝かしい天使/Resplendent Angel | 1 |
レオニンの戦導者/Leonin Warleader | 1 |
聖域探究者/Sanctum Seeker | 1 |
薄暮の勇者/Champion of Dusk | 1 |
エンチャント(2) | |
アジャニの歓迎/Ajani’s Welcome | 2 |
インスタント・ソーサリー(11) | |
悪夢の渇望/Nightmare’s Thirst | 2 |
制覇の時/Moment of Triumph | 2 |
殺害/Murder | 3 |
ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt | 1 |
饗宴への召集/Call to the Feast | 3 |
土地(25) | |
平地/Plains | 10 |
孤立した礼拝堂/Isolated Chapel | 1 |
沼/Swamp | 10 |
放棄された聖域/Forsaken Sanctuary | 4 |
土地
白黒の2色デッキなので、どちらかの土地に偏ってしまうとデッキが回らなくなってしまいます。
そういった事故をなるべく回避するために、このデッキには白と黒のどちらかを1つ生み出せる土地が含まれています。
《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary》は白マナと黒マナのどちらか1つを生み出せます。
しかし、タップ状態で場に出さなければいけません。
手札と相談して出すタイミングを図りましょう。
《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》は白マナと黒マナのどちらか1つを生み出せます。
《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary》とは異なり、平地か沼を戦場に出していれば普通の土地と同じようにアンタップ状態で戦場に出せます。
平地も沼も戦場になければタップ状態で場に出さなければいけません。
手札と相談して出すタイミングを図りましょう。
立ち回り(序盤)
序盤は小型クリーチャーを展開していきます。
ライフ回復ギミックを持つカードが存在するので、手札と戦場の状況を見て出す順番を判断しましょう。
《アジャニの歓迎/Ajani’s Welcome》はクリーチャーが1体自分の戦場に出るたびにライフを1点回復します。
1マナのカードなので、できれば1ターン目に出しておきたいです。
《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》はライフを回復するたび+1/+1カウンターを乗せることができます。
ライフ回復手段が多いこのデッキのキーカードの一つ。
1ターン目に《アジャニの歓迎/Ajani’s Welcome》を出し、2ターン目に《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》を出せれば、出したその時から3/3になれます。
その後もクリーチャーを出すたび+1/+1されていくので、序盤に出せればかなりの戦力になるでしょう。
《制覇の時/Moment of Triumph》はクリーチャー1体をターン終了じまで+2/+2し、さらに2点ライフを回復します。
基本的にはアタッカーがブロックされた時に使って相手のクリーチャーを破壊 or 自身のクリーチャーを守る目的で使います。
ライフ回復がついているので、《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》の攻撃力を上げつつライフ回復で+1/+1トークンを置くという使い方もできます。
また、《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》を火力呪文で除去しにきた時などに使って守るという使い方もできます。(アジャニの群れ仲間は警戒されがち。。。)
《司教の兵士/Bishop’s Soldier》は相手にダメージを与えるとライフを回復できる絆魂持ち。
《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》とペアで出せれば強いですが、単体でも相手にとっては面倒な存在になるはず。
《贖罪の聖騎士/Paladin of Atonement》は各アップキープ時に直前のターンで自分がダメージを受けていると+1/+1カウンターを乗せることができます。
相手の小型クリーチャーの攻撃はブロックせず通すことで、自分のアップキープ時に《贖罪の聖騎士/Paladin of Atonement》を強化することができるのです。
さらに、死亡したときにタフネス分のライフを回復できる能力付き。
序盤はもちろん、終盤でもライフ回復役として活躍できます。
《軍団の副官/Legion Lieutenant》は自分の吸血鬼クリーチャーを+1/+1する能力を持っています。
このデッキには多くの吸血鬼クリーチャーが含まれているので、それらを全体強化できるのは強いです。
しかも2マナなので、序盤から火力の底上げが可能。
吸血鬼の持つドレイン能力を発揮しやすくなるカードです。
《流血の空渡り/Skymarch Bloodletter》は戦場に出た時に相手のライフを1ドレインします。
ライフ回復はこのデッキのシナジー効果になりますし、飛行持ちという点でも優秀なカードです。
立ち回り(中盤)
中盤もクリーチャーを展開しつつ、ライフ回復ギミックを活用して攻めます。
《駆り立てる僧侶/Inspiring Cleric》は戦場に出た時に4点ライフを回復します。
ライフ回復目的で召喚してもいいのですが、《輝かしい天使/Resplendent Angel》と組み合わせて使うと効果的。
《レオニンの戦導者/Leonin Warleader》は攻撃するたび1/1のクリーチャートークンを2体生成します。
クリーチャーが戦場に出た時にライフを回復する《アジャニの歓迎/Ajani’s Welcome》との相性がいいです。
《殺害/Murder》はクリーチャー1体を破壊できるカード。
中盤以降、面倒くさいクリーチャーが召喚された時に使うとよいです。
貴重な除去カードなので使うタイミングを見極めましょう。
《悪夢の渇望/Nightmare’s Thirst》は使用するターン中に回復したライフの分だけクリーチャーのパワーとタフネスをマイナス修整するカード。
このカード自体が1点回復の能力を持っているので、素打ちだと-1/-1にしかなりません。
中盤以降、ライフ回復手段が増えてきた時に使うと効果的です。
立ち回り(終盤)
終盤もクリーチャーを展開しつつ、ライフ回復をトリガーとするギミックを活用して攻め込みます。
《輝かしい天使/Resplendent Angel》は3マナ3/3という優秀なスペックに加え、以下の能力を持っています。
- ターン終了時に5点のライフを回復していた場合、飛行・警戒を持つ4/4の天使クリーチャートークンを1体生成する。
- 6マナでターン終了時まで+2/+2の修整を受け、絆魂を得る。
6マナ支払って自身を強化させた後、相手(プレイヤー・クリーチャー問わず)にダメージを与えると、ターン終了時に4/4の天使クリーチャートークンを生成できるのです。
トークンは飛行・警戒持ちなので相手にとっては嫌な存在になるでしょう。
また、《輝かしい天使/Resplendent Angel》を強化して攻撃しなくても、別の手段でライフを5点回復してもトークンが生成されます。
《輝かしい天使/Resplendent Angel》が攻撃できないような状況の時は、《駆り立てる僧侶/Inspiring Cleric》の4点回復などをうまく使ってトークンを生成しましょう。
《信仰の伝令/Herald of Faith》は攻撃するたびライフを2回復します。
飛行を持っているので攻撃を通しやすいですが、タフネスが少し低いため、飛行ブロッカーがいるときは注意。
《血の美食家/Epicure of Blood》はライフを回復するたびに相手のライプを1点失わせることができます。
このデッキはライフ回復手段が豊富のため、攻撃をせずとも相手のライフを削ることが可能です。
2枚入っているので、両方だせれば相手にとってはかなりの脅威となるでしょう。
コストは重いですが、4/4という除去されにくいステータスなのは魅力的。
《饗宴への召集/Call to the Feast》は絆魂を持つ吸血鬼クリーチャートークンを3体生成するカード。
《血の美食家/Epicure of Blood》が戦場にいる状態で使えば3点ドレインすることができます。
また、生成されるトークンは吸血鬼ということで、《軍団の副官/Legion Lieutenant》と併用するのも協力。
《吸血鬼の君主/Vampire Sovereign》は戦場に出た時にライフを3点ドレインできます。
戦場に出しただけで発動するので、とどめを指す時に使いやすいカードです。
《聖域探究者/Sanctum Seeker》は自分の吸血鬼が攻撃するたびライフを1点ドレインする能力を持っています。
相手にダメージを与えられなくても、攻撃さえすればライフドレインできます。
中盤〜終盤に吸血鬼がたくさん展開されている状況で戦場で出すと効果的。
《薄暮の勇者/Champion of Dusk》は戦場に出た時に戦場にいる自分の吸血鬼の数だけカードをドローできます。
その代償として引いた分だけライフを失うことになりますが、ライフ回復手段が多いためそこまで困らないです。
相手との手札の差をつけ、終盤を有利に立ち回りましょう。
相手が厄介なクリーチャーやプレインズウォーカーを出してきたら《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》を使いましょう。
クリーチャーかプレインズウォーカー1体を追放し、さらに2点ライフが回復します。
破壊ではなく追放という点がミソ。
デッキの長所
ライフドレインで相手の不意をつける
このデッキには、場に出たり攻撃したりしたときに相手プレイヤーのライフをドレインできるカードが入っています。
相手のクリーチャーの壁が厚くても直接ライフを削れるので問題ありません。
高いライフ回復力
このデッキは序盤から終盤まで常にライフ回復手段があります。
この高いライフ回復力を活かして、小型クリーチャーは(コンバットトリックを警戒して)あえてブロックせず、ライフで直接受けるということも可能。
デッキの短所
大型クリーチャーがいない
このデッキは小型・中型クリーチャーが多く、大型クリーチャーがいません。
そのため、相手が中型・大型クリーチャーを展開してくると攻撃が止まってしまうおそれがあります。
除去カードを駆使して相手の中型・大型クリーチャーを止めるようにしましょう。
カードドロー手段が少ない
カードドローはデッキの回りを速くするための常套手段です。
…が、このデッキはカードドロー手段が少なくなっています。
少ないというか、《薄暮の勇者/Champion of Dusk》でしか引けません。
自分のライフを犠牲にしてドローするので、タイミングを選んでしまいます。
カードドローはないものとして考えたほうがいいかも?
立ち回り紹介動画
その他の初期デッキ
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、初期デッキの一つで白黒の「永遠の口渇(Eternal Thirst)」について、カードリストや立ち回りなどをご紹介しました。
「永遠の口渇(Eternal Thirst)」はクリーチャーを並べて殴り倒すビートダウンデッキ。
ライフ回復をトリガーとするギミックを活かして戦うデッキなので、デッキ内容を把握しておかないと扱いが難しいかもしれません。
うまく扱えれば『コンボしてる!』と実感できるデッキになっています。
クリーチャーを育てながら戦うのが好きな方にオススメのデッキです!