こんにちは!じっぺ(@jippegame)です。
MTGアリーナでは、新規プレイヤー向けに無料で構築済みデッキが配布されます。
チュートリアル後に5個の単色デッキが配布され、さらにクエストをこなすことで10個の2色デッキがもらえるのです。
カード資産が少ないプレイ初期に合計15個のデッキがもらえる…すごいことです!
でも、数が多いのでどのような特徴のデッキかを把握するのが大変です。
そこで今回は、初期デッキの一つで青単色の「秘儀での発明(Arcane Inventions)」について、カードリストや立ち回りなどをご紹介します。
デッキコンセプト
青単の初期デッキ「秘儀での発明(Arcane Inventions)」は、バウンスやコンバート・トリックで相手を妨害しつつクリーチャーを並べて殴り倒すビート・コントロールデッキ。
ビート・コントロールはデッキタイプの大分類の一つで、ビートダウンとコントロールの中間ぐらいのデッキ。
クリーチャーを展開しつつ、相手の行動を妨害してゲームの流れを支配するデッキのことをさします。
このデッキにはアーティファクトシナジーが組み込まれています。
アーティファクト呪文を唱えるたび、1/1飛行クリーチャートークンを生成する《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》は、さらにアーティファクトを生贄に捧げることでカードドローすることもできます。
《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》はアーティファクトをタップすることで召喚コストを減らすことができます。
他にも、アーティファクトが場にいることでカードドローできたり、パワーアップするクリーチャーもいます。
このように、アーティファクトシナジー効果などによるカードドローでカード・アドバンテージを稼ぎ、バウンスやコンバット・トリックで相手を妨害しつつ、飛行クリーチャーや飛行トークンで相手を殴り倒します。
カードリスト
「秘儀での発明(Arcane Inventions)」に含まれているカードのご紹介です。
クリーチャー(27) | |
---|---|
ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp | 1 |
機械職人の神童/Gearsmith Prodigy | 3 |
耕地這い/Field Creeper | 4 |
金剛牝馬/Diamond Mare | 1 |
飛行の先駆者/Aviation Pioneer | 3 |
練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist | 1 |
エイヴンの風魔道士/Aven Wind Mage | 2 |
星学者/Scholar of Stars | 2 |
金色の歩哨/Gilded Sentinel | 2 |
機械職人の守護者/Gearsmith Guardian | 2 |
謎かけ達人スフィンクス/Riddlemaster Sphinx | 1 |
大嵐のジン/Tempest Djinn | 1 |
隕石ゴーレム/Meteor Golem | 1 |
大気の精霊/Air Elemental | 3 |
インスタント・ソーサリー(4) | |
分散/Disperse | 2 |
混迷/Befuddle | 1 |
予言/Divination | 1 |
エンチャント・アーティファクト(4) | |
秘儀大全/Arcane Encyclopedia | 1 |
水結び/Waterknot | 3 |
土地(25) | |
25 島/Island | 25 |
立ち回り(序盤)
序盤は小型クリーチャーを展開していきます。
《機械職人の神童/Gearsmith Prodigy》は1マナ1/2という優秀なスペック。
さらに、自分の場にアーティファクトがいたら+1/+0の修正を受け2/2になります。
このデッキは多くのアーティファクトが入っているので、実質1マナ2/2という優秀なカードです。
《飛行の先駆者/Aviation Pioneer》は3マナ1/2という物足りないサイズですが、場に出た時に1/1の飛行アーティファクトクリーチャートークンを生成します。
ただのトークンではなく飛行ってところがいいですよね!
《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》はアーティファクトを場に出すたびに1/1飛行アーティファクトクリーチャートークンを生成する能力を持っています。
アーティファクトを普通に場に出すだけで戦力を強化できるのはかなり優秀。
さらに、2マナ支払ってアーティファクトを2つ生贄に捧げるとカードを1枚ドローできる能力も持っています。
しかも3マナという序盤に出しやすいコストに加え、1/4という簡単には破壊されないP/T配分になっています。
《耕地這い/Field Creeper》は2マナ2/1のアーティファクトクリーチャーです。
なんの能力も持っていないのにタフネスが1小さいのはアーティファクトクリーチャーの宿命。
色の拘束がない分、スペックがやや抑え気味になっているのです。
《金剛牝馬/Diamond Mare》は選んだ色の呪文を唱えるたびライフを1回復する能力を持っています。
このデッキは青+アーティファクトが含まれているので青を選択しましょう。
1/3という防御寄りのP/T配分なので、序盤に召喚できればブロッカー兼回復役として活躍できるでしょう。
立ち回り(中盤)
中盤は飛行クリーチャーを出しつつ、バウンスやコンバット・トリックで相手の行動を邪魔しましょう。
《大嵐のジン/Tempest Djinn》はこのデッキのメインアタッカーの1体。
基本スペックは3マナ0/4飛行という「パワー0」のクリーチャーですが、島1つにつき+1/+0の修正を受けます。
つまり、島が3枚あれば3/4、10枚あれば10/4になるというわけです。
島の数に影響されるため、終盤に出した方が火力が高まるのはその通りです。
しかし、タフネスは4のままなので、大型クリーチャーが展開されるであろう終盤に出しても相打ちになるのが関の山。
バウンスなどでうまく妨害できればいいですが、それよりも相手の場が整う前の中盤くらいから飛行でペチペチ殴るのがいいと思います。
ただし、タフネスは4のままなので過信は禁物。
《エイヴンの風魔道士/Aven Wind Mage》はインスタントかソーサリーを使うたびにターン終了時まで+1/+1の修正を受けます。
このデッキにはそこまで多くのインスタント/ソーサリーが入っているわけではありません。
2/2飛行クリーチャーとして扱い、パワーアップはおまけ程度に考えておくとよいです。
《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》は6マナ5/6飛行と平凡な能力に見えますが、いずれかのアーティファクトをタップすることで4マナで召喚することができるのです。
うまくいけば4ターン目に5/6飛行というハイスペッククリーチャーが誕生するというわけです。
中盤でこのスペックのクリーチャーを出されたら相手にとってはたまったもんじゃないですねを
また、終盤に出す場合でも代替コストを支払えばマナを残した立ち回りが可能。
特別な能力は持っていませんがフィニッシャーとして活躍できる1体です。
《星学者/Scholar of Stars》は場に出した時に自分の場にアーティファクトがいたらカードを1枚ドローできます。
4マナ3/2のただのクリーチャーだとコストパフォーマンスが悪いので、アーティファクトが場にいる時に召喚するようにしましょう。
中盤に召喚できるアーティファクトクリーチャー。
《金色の歩哨/Gilded Sentinel》は4マナ3/3のバニラクリーチャー。
《機械職人の守護者/Gearsmith Guardian》は5マナ3/5でコスト的にはパワー不足ですが、自分の場に青のクリーチャーがいると+2/+0の修正を受けて5/5になれます。
《秘儀大全/Arcane Encyclopedia》は毎ターン3マナでカードが1枚ドローできるアーティファクトです。
クリーチャーではないので召喚酔いがなく、出したターンからすぐ使えます。
基本的にはマナが余った時に使うと良いです。
相手に「こんなにマナを余らせて…何かある!」と思わせるために、自分のターンには使用せず相手のターンの終了に使うと効果的かも。
《予言/Divination》は3マナでカードを2枚ドローできるソーサリー呪文です。
デメリットなく使えるカードドロー呪文なので、マナが余ったときや手札が少ない時などに使いましょう。
《分散/Disperse》は2マナで土地じゃないカード1枚を手札に戻すことができます。
とても便利なカードなので無駄撃ちしないようにしましょう。
使うタイミングの例としては以下の感じでしょうか。
- 相手のブロッカーを手札に戻す。
- 相手のアタッカーを手札に戻す。
- 自分のクリーチャーにつけられた拘束系のエンチャントを手札に戻す。
- 相手の火力呪文などで倒されそうになった自分のクリーチャーを手札に戻す。
- 場に出すことで効果があるカードを手札に戻す(《星学者/Scholar of Stars》など)
相手の行動の妨害に使えるバウンスカードですが、手札に戻るだけで次のターンには戻したカードを再び場に出されるかもしれないので注意。
《混迷/Befuddle》はクリーチャー1体のパワーを4下げて、かつカードを1枚ドローできるインスタント呪文です。
基本的には相手のアタッカーをブロックしたり、相手にブロックされたときなどに使い、相手のクリーチャーを破壊するようにしましょう。
中盤にもなると自身のクリーチャー達を上回るサイズのクリーチャーが召喚されたり、+1/+1カウンターで強化されたクリーチャーが誕生したりします。
《分散/Disperse》や《混迷/Befuddle》でうまく対処できればいいのですが、うまくいかない時は《水結び/Waterknot》をつけてやりましょう。
このカードをつけられている間、そのクリーチャーはアンタップステップにアンタップできません。ずっとタップ状態になります。
つまり、攻撃にもブロックにも参加できなくなります。
相手が頑張って召喚した大型クリーチャーをこの1枚で無力化できるのは爽快ですw
ただし、強制的にアンタップ状態にするカードでアンタップすることはできるので油断は禁物。
立ち回り(終盤)
終盤では中盤の飛行クリーチャーに加えてさらに飛行持ちの中型・大型クリーチャーを召喚します。
飛行軍団で空から急襲しましょう!
《大気の精霊/Air Elemental》は5マナ4/4飛行という割と平凡な能力ですが、やはり飛行持ちというのが相手にとって厄介な存在になるでしょう。
《謎かけ達人スフィンクス/Riddlemaster Sphinx》は場に出た時に相手のクリーチャーを1体手札に戻すことができます。
邪魔なブロッカーや強化されているクリーチャーなどを手札に戻してしまいましょう。
終盤にもなると、クリーチャー以外にも面倒なカードが場に出ていることも少なくありません。
そのようなときは《隕石ゴーレム/Meteor Golem》で破壊してしまいましょう。
7マナで3/3という、クリーチャーとしてはコストに不釣り合いなステータスですが、場に出したときに土地以外のものを1つ破壊できる能力を持っています。
終盤の除去カードとして使うのがいいでしょう。
デッキの長所
空に強い
このデッキには飛行クリーチャーが多く採用されています。
空からの急襲で相手を翻弄してやりましょう!
もちろん、相手からの空からの攻撃にも強いです。
カードドロー手段が豊富
カードドローはデッキの回りを速くするための常套手段です。
- カードを2枚引ける《予言/Divination》。
- カードドローの付加能力をもつ《星学者/Scholar of Stars》や《混迷/Befuddle》。
- 場にいる限り何度でもカードドローできる《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》や《秘儀大全/Arcane Encyclopedia》。
このようにカードドローの手段が豊富です。
デッキの短所
大型クリーチャーがいない
このデッキは小型・中型クリーチャーが多く詰められており、大型クリーチャーは少なくなっています。
そのため、相手が中型・大型クリーチャーを展開してくると攻撃が止まってしまいます。
一応、除去やオーラはありますが、それを上回る数のクリーチャーを展開されてしまってはどうしようもなくなってしまいます。
シナジーを活かせないと弱い
このデッキは青とアーティファクトのシナジーが組み込まれたデッキです。
シナジー効果によってカードドローしたりクリーチャートークンを場に出したりします。
これらのシナジーが発揮されないとただの青とアーティファクトが入ったデッキになってしまいます。
その他の初期デッキ
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、初期デッキの一つで青単色の「秘儀での発明(Arcane Inventions)」について、カードリストや立ち回りなどをご紹介しました。
「秘儀での発明(Arcane Inventions)」はバウンスやコンバート・トリックで相手を妨害しつつクリーチャーを並べて殴り倒すビート・コントロールデッキ。
他の単色初期デッキと比べるとコントロールの要素が入っている分少々トリッキーな動きをします。
相手を妨害しつつ倒したいという方にオススメのデッキです!