こんにちは!じっぺ(@jippegame)です。
MTGアリーナでは、新規プレイヤー向けに無料で構築済みデッキが配布されます。
チュートリアル後に5個の単色デッキが配布され、さらにクエストをこなすことで10個の2色デッキがもらえるのです。
カード資産が少ないプレイ初期に合計15個のデッキがもらえる…すごいことです!
でも、数が多いのでどのような特徴のデッキかを把握するのが大変です。
そこで今回は、初期デッキの一つで赤単色の「ドラゴンの火(Dragon’s Fire)」について、カードリストや立ち回りなどをご紹介します。
デッキコンセプト
赤単の初期デッキ「ドラゴンの火(Dragon’s Fire)」は、クリーチャーを並べて殴り倒すビートダウンデッキ。
ビートダウンはデッキタイプの大分類の一つで、クリーチャー中心のデッキのことをさします。
序盤〜中盤はクリーチャーを並べて耐え凌ぎ、終盤にドラゴンを召喚して相手を殴り倒します。
赤と言えば序盤から攻め立てる速攻をイメージしますが、このデッキは「耐えて耐えて最後に高火力でドーン!」というデッキです。
ドラゴンシナジーが組み込まれており、終盤に火力が膨れ上がるのです。
序盤〜中盤に召喚するクリーチャーはタフネスが低いものが多いので無理に攻めたりしてはいけません。
それらのクリーチャーや火力呪文などで相手の攻撃を耐え凌ぎ、《ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen》を召喚できれば形勢逆転!
そしてドラゴントークンを生み出せれば勝利は目の前。
ドラゴン達による圧倒的な火力で相手をねじ伏せましょう!
カードリスト
「ドラゴンの火(Dragon’s Fire)」に含まれているカードのご紹介です。
クリーチャー(26) | |
---|---|
ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen | 1 |
カルガの竜騎兵/Kargan Dragonrider | 3 |
ゴブリンの扇動者/Goblin Instigator | 3 |
ヴィーアシーノの紅蓮術師/Viashino Pyromancer | 2 |
オナッケのオーガ/Onakke Ogre | 2 |
騒乱の悪魔/Havoc Devils | 3 |
電光吠えのドラゴン/Sparktongue Dragon | 2 |
火山のドラゴン/Volcanic Dragon | 2 |
厄介なドラゴン/Demanding Dragon | 1 |
隕石ゴーレム/Meteor Golem | 1 |
焼熱の太陽の化身/Burning Sun’s Avatar | 1 |
紅蓮の巡礼者/Pyromantic Pilgrim | 3 |
突進するモンストロサウルス/Charging Monstrosaur | 2 |
インスタント・ソーサリー(9) | |
吐炎/Spit Flame | 1 |
確実な一撃/Sure Strike | 3 |
ショック/Shock | 3 |
焦熱の決着/Fiery Finish | 2 |
土地(25) | |
山/Mountain | 25 |
立ち回り(序盤)
序盤は小型クリーチャーを展開していきます。
《ゴブリンの扇動者/Goblin Instigator》は場に出た時に赤の1/1のゴブリン・クリーチャー・トークンを1体生成する能力を持っています。
2マナで1/1クリーチャーを2体召喚するのは悪くないスペックですね。
《ヴィーアシーノの紅蓮術師/Viashino Pyromancer》は2マナ2/1とタフネスが少し低くなっていますが、場に出した時にプレイヤーかプレインズウォーカーに2点ダメージを与える能力を持っています。
終盤に召喚しても相手にダイレクトダメージを与えることができるので便利なカードです。
《カルガの竜騎兵/Kargan Dragonrider》は2マナ2/2と平凡なサイズですが、ドラゴンが場に出ていたら飛行になる能力を持っています。
このデッキはドラゴンシナジーが組み込まれていて、終盤にドラゴンが登場します。
小型クリーチャーですが、終盤でもドラゴンを召喚できれば飛行を持てるので十分活躍できます。
《紅蓮の巡礼者/Pyromantic Pilgrim》は3マナ3/1でタフネスが低くなっていますが速攻持ちです。
召喚したそのターンに攻撃を仕掛けることができます。
クリーチャーがあまり出ていない序盤はもちろん、終盤にだって相手の不意をついた攻撃が可能です。
《オナッケのオーガ/Onakke Ogre》はなんの能力も持っていないバニラクリーテャーですが、パワーが4あるので序盤の相手の防御を突破できる火力を持っています。
ただし、このデッキは終盤にドラゴンで押すタイプなので、序盤に無理して攻める必要はあまりありません。(もちろんチャンスがあれば殴りましょう)
立ち回り(中盤)
このデッキは中盤に出せるクリーチャーが少なくなっています。
中盤はクリーチャーを召喚しつつ、序盤に出したクリーチャーや火力呪文などで耐え凌ぎましょう。
《騒乱の悪魔/Havoc Devils》は4マナ4/3でトランプルを持っています。
相手の小型クリーチャーには負けないサイズなので、トランプルを活かすために積極的に攻撃していきましょう。
攻撃は最大の防御とも言いますしね!
《突進するモンストロサウルス/Charging Monstrosaur》は5マナ5/5でトランプルに加え速攻を持っている超攻撃型のクリーチャーです。
コストが少々重いですが、相手の不意をついた攻撃ができるとベスト。
相手の猛攻が辛くなってきたときは火力呪文で焼き払いましょう。
《ショック/Shock》は相手プレイヤーか相手クリーチャーに2点ダメージを与えることができます。
このショック、攻撃にも防御にも使えるとても便利でそして重要なカードなんです。
例えば、相手の3/3のクリーチャーを自分の1/1クリーチャーでブロックしたとします。
すると相手のクリーチャーは1点ダメージを受け、3/2になります。
ここでこのクリーチャーに《ショック/Shock》を使うと2点ダメージを与えて倒すことができるのです。
また、「相手のライフが残りあと2なんだけどクリーチャーの壁が厚くてなかなか突破できない」という状況でも、《ショック/Shock》があれば相手のクリーチャーの数に関係なくプレイヤーに直接2点ダメージを与えることができます。
このようにショックは使いどころがたくさんあって、それが逆に難しいカードです。
終盤以外では基本的にはクリーチャーを倒すために使うようにしましょう。
《吐炎/Spit Flame》も《ショック/Shock》と同様火力呪文カードです。
ショックとは異なり、クリーチャーにしかダメージを与えられませんが、ショックの倍の4点ダメージを与えられます。
また、一度使っても自分の場にドラゴンが出たら再び手札に戻すことができます。
《確実な一撃/Sure Strike》はコンバット・トリックに使える強化カードです。
クリーチャーのパワーを3上げて先制攻撃を持たせます。
「先制攻撃」がミソ。
先制攻撃を持っているクリーチャーは、相手よりも先に戦闘ダメージを与えることができるんです。
例えば、クリーチャーA(2/2)がクリーチャーB(2/2)にブロックされたとします。
通常の戦闘では、AとBの攻撃は同時に行われます。
AとBの被ダメージ計算は同時に行われるので、それぞれ2点ダメージを受け、相打ちになってしまいます。
一方、Aが先制攻撃を持っていた場合、まずはAがBを攻撃し、次にBがAを攻撃します。
Bの被ダメージ計算が先に行われるので、Bは2点ダメージを受けて死にます。
その後、BからAへの攻撃が行われる予定でしたが、Bはすでに死んでいるため行われません。
よってBだけが死に、Aは無傷で生き残れるのです。
どうです?先制攻撃強いでしょ?
ただし、火力呪文やタフネスを下げる系の呪文には意味のない能力なので注意。
立ち回り(終盤)
いよいよこのデッキの真骨頂が発揮される時です。
ドラゴン軍団を召喚して一気に火力を爆発させましょう!
何と言ってもまずはこれ。
《ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen》は6/6飛行というドラゴンらしいスペックなのに加え、他のドラゴンが自分の場に出るたびに5/5飛行ドラゴンクリーチャートークンを場に出せる能力を持っています。
ラスリスを出した後に別のドラゴンを召喚すると、召喚したドラゴンに加えてもう一体5/5のドラゴンが場に出るというわけです。
相手にとっては、ドラゴン1体を相手にするだけでもしんどいのに、さらにもう1体出てくるとか地獄でしょうねw
さらにラスリスは2マナを払えば自分の場のドラゴン全員のパワーを1上げてくれる能力も持っています。
ラスリス1体だけじゃなくて、自分のドラゴン全員が対象です。
しかも、1ターンに何度も使える能力なので、4マナ払えば+2、6マナ払えば+3になれるのです。
場に複数体ドラゴンがいれば1ターンで相手のライフを0にすることだって可能です!
このデッキに入っているドラゴンはラスリス以外だとこの3種。
コスト的にはラスリスよりも前に召喚可能ですが、ドラゴンシナジーを活かしたいのでラスリスの後に召喚するように心がけましょう。(場の状況によってはそうも言ってられない時もあるでしょうが)
《電光吠えのドラゴン/Sparktongue Dragon》は場に出した時に追加で3マナ支払うとクリーチャー・プレイヤー・プレインズウォーカーのいずれか1体に3点ダメージを与える能力を持っています。
召喚に5マナ、追加効果3マナの計8マナを支払うのはかなり厳しいので、おまけ程度の能力と思っておいてよいでしょう。重要なのはこのカードがドラゴンであるということです。
《厄介なドラゴン/Demanding Dragon》は場に出した時に相手に以下の選択を要求します。
- クリーチャーを1体生贄に捧げる
- 5点ダメージを受ける
生贄に捧げるクリーチャーがいない場合は強制的に5点ダメージを与えることになります。
《火山のドラゴン/Volcanic Dragon》は4/4飛行で速攻持ち。
割とシンプルですが、飛行持ちの速攻は強いです。
《焼熱の太陽の化身/Burning Sun’s Avatar》は場に出した時に相手プレイヤーと相手クリーチャーにそれぞれ3点ダメージを与える能力を持っています。
6/6という大型サイズに加え、プレイヤーとクリーチャーに無条件でダメージを与えられるのは優秀。
「クリーチャーに3点ダメージを与える」をなるべく無駄にしないように召喚のタイミングを図りましょう。
終盤にもなると、クリーチャー以外にも面倒なカードが場に出ていることも少なくありません。
そのようなときは《隕石ゴーレム/Meteor Golem》で破壊してしまいましょう。
7マナで3/3という、クリーチャーとしてはコストに不釣り合いなステータスですが、場に出したときに土地以外のものを1つ破壊できる能力を持っています。
終盤の除去カードとして使うのがいいでしょう。
《焦熱の決着/Fiery Finish》はクリーチャー1体に7点ダメージを与えます。
6マナと少々重いですが、相手の大型クリーチャーを破壊できるので終盤で役立つ火力呪文です。
デッキの長所
1回の攻撃で勝負がつくほどの高火力
ドラゴンが場に並べば《ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen》の能力でトラゴン全体の攻撃力をあげることができます。
そしてドラゴンはブロックされにくい飛行持ちです。
1回の攻撃で相手のライフを20以上削ることも夢ではありません!
速攻や火力呪文で相手の不意をつける
このデッキには、使えば相手プレイヤーやクリーチャーにダメージを与えられる火力呪文カードが入っています。
また、召喚したターンにすぐ攻撃ができる速攻持ちクリーチャーも入っています。
相手のブロッカーがいない時に出せば、火力呪文を撃ったかのように相手にダメージを与えることができます。
相手の不意をつく戦術が可能です!
デッキの短所
カードドロー手段がない
カードドローはデッキの回りを速くするための常套手段ですが、このデッキにはカードドローできる手段がありません。
他のデッキよりも展開が遅くなりがちになります。
中盤が弱い
このデッキは中盤に召喚できるクリーチャーが少ないため、相手の中型クリーチャーに一方的に攻撃されるおそれがあります。
火力呪文や序盤に召喚したクリーチャー+コンバットトリックで防ぎ、終盤まで持ちこたえましょう。
その他の初期デッキ
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は、初期デッキの一つで赤単色の「ドラゴンの火(Dragon’s Fire)」について、カードリストや立ち回りなどをご紹介しました。
「ドラゴンの火(Dragon’s Fire)」はクリーチャーを並べて殴り倒すビートダウンデッキ。
難しいコンボは存在せず、シンプルに戦えるのが特徴です。
序盤〜中盤は防戦になりがちですが、終盤は超高火力を叩き出すことができます。
大きな力で相手をねじ伏せたい方にオススメのデッキです!
他の白単や緑単のデッキと比べると中盤の戦い方がやや難しめですが、MTG初心者の方や復帰勢の方にも扱いやすいデッキだと思います。